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猫背改善

猫背改善に必要なポイント

みなさんこんにちは、ピラティスサロン「STUDIO BE FREE学芸大学」トレーナーの吉田です。

前回は「猫背の原因」と題して、猫背姿勢になる様々な原因についてご紹介してきました。

詳しくは、ぜひ前回の記事をご参照ください。

 今回は「猫背改善に必要なポイント」と題して、猫背を治すには何が必要なのか?についてご紹介していきたいと思います。

目次

ストレッチや筋トレだけでは猫背は治らない?

 猫背改善といえばストレッチや筋トレのイメージがありますが、じつはそれだけでは猫背を改善することはできません。


「日本人の9割に当てはまる」とも言われる猫背。「猫背改善」という言葉も耳にする機会も多くなってきたように思います。

以前は猫背改善といえば、

・硬くなっている胸の筋肉をストレッチする

・弱くなっている背筋を鍛える

といった方法がフィットネスジムなどで指導されていました。

 しかし、近年ではこうした「ストレッチ」や「筋トレ」だけでは猫背を改善するには不十分であることが様々な研究で明らかになってきました。その理由は「姿勢を保つメカニズム」にあります。

「筋肉が硬い、弛んでいる」は結果論に過ぎない?

 なぜ、ストレッチや筋トレだけでは猫背は改善できないかというと、「筋肉が硬い、弛んでいる」といったことは「結果論」に過ぎないからです。

私たちの身体は「脳からの指令」に基づいて筋肉が働き、動いています。これは姿勢も同様であり、その時々の場面や状況に応じて脳が「最適な姿勢のプログラム」を創り、それに基づいて筋肉に指令を出しています。この脳からの指令に基づいて筋肉が働き、背中を丸めたり、胸を張ったりと、場面や状況に合わせて姿勢を変化させているわけです。

つまり、「緊張して硬くなる」あるいは「弛んでいる」などの筋肉の状態は「脳からの指令に基づいた結果」であるとも言えるのです。

言い換えると、「大元の指令を出す脳の機能が低下すると、筋肉も正常に働くことができない」ということ。

つまり、ストレッチや筋トレなどで筋肉のみへアプローチをしても、大元の「脳の機能」が低下したままでは、根本的に猫背を改善することはできないのです。

現代人の脳は「ストレス」にさらされている

 猫背の原因が「脳の機能低下」にあると述べてきましたが、その理由は「現代人の脳はストレスにさらされている」ことにあります。

現代は「ストレス社会」と言われ、私たちは様々なストレス要因(ストレッサー)に囲まれて生活しています。

例えば、通勤の満員列車は心身ともに大きなストレスになります。また、アルコールや喫煙、食品添加物は気づかないうちに体に負担をかけ続け、「身体的ストレス」を蓄積していきます。

 こうした様々なストレスは自律神経のバランスを崩し、それによって呼吸が荒くなり、脳へのスムーズな酸素供給を妨げる原因になります。その結果、脳は酸素不足になり、疲労しやすくなる=ストレス状態になり、正常に機能しにくくなってしまうのです。

運動不足が脳の機能を低下させる

 ストレスに加えて、脳の機能を低下させているもう1つの大きな原因が「運動不足」です。

これは前回の記事でもご紹介しましたが、運動=身体を動かすことは、単に筋肉が鍛えられるだけではなく、脳に様々な「感覚の刺激」を与えることでもあります。

脳は五感や平衡感覚、その他様々な感覚から「今の自分の身体の状況」を把握し、その時々の場所や状況に合わせて最適な姿勢や運動のプログラムを創ります。


 ところが、その現代は車や電車などの交通機関による移動、デスクワーク中心の働き方などで1日の運動量は昔と比べて減っています。すると、運動による脳への感覚刺激が減り「脳が情報不足」に陥ってしまうのです。

 このように、脳は「運動による感覚情報」が不足すると機能が低下してしまいます。その結果、姿勢の調節がうまくできなくなってしまうのです。

猫背改善には「運動」と「呼吸の改善」が必要

 ここまでご紹介してきたように、猫背改善には「脳の活性化」が必要です。

もちろん、従来の「硬くなった筋肉をストレッチで弛め、筋トレで弛んだ筋肉を鍛える」という筋肉そのものへのアプローチも必要なのですが、それだけでは不十分であるということですね。

 それでは、脳の活性化には何が必要かというと、以下の2点が重要になります。

・運動による感覚刺激

・呼吸機能の改善

運動による感覚刺激

 脳の活性化には「運動による感覚刺激」が必要です。

「運動」というと「筋トレ」をイメージされる事が多いですが、脳を活性化させるのに有効なのは五感や平衡感覚などを刺激する運動です。

具体的には、

・身体を斜めに傾ける

・回転させる

・背骨や骨盤、身体全体の動きを意識する

などの要素が入ったエクササイズが有効です。

下のリンクで脳の活性化に有効なエクササイズの例をご紹介します。

呼吸機能の改善

 脳の活性化には「呼吸機能の改善」が必要です。

「正しく呼吸が行えている人は1割程度」とも言われるほど、現代人の多くの方は知らず知らずのうちに呼吸機能が低下しています。

呼吸機能を改善することで、脳への酸素供給がスムーズに行えるようになります。その結果、脳のストレスを緩和し、活性化にも繋がります。

 呼吸機能の改善については別の記事にて詳しくご紹介していきたいと思いますが、下のリンクで呼吸機能の改善に有効なエクササイズの一例をご紹介します。

ピラティスは猫背改善に有効なエクササイズ

 猫背改善は硬くなった筋肉をストレッチしたり、弛んでいる筋肉を筋トレで鍛えるだけではなく、「脳の活性化」も合わせて行っていく必要がある事をご紹介してきました。

では、その両方を兼ね揃えたエクササイズはないのでしょうか?

あるんです。それがピラティスです。

 ピラティスはマットの上で仰向きや横向きになることで触覚や平衡感覚からの刺激が増やします。また、背骨、骨盤、手足や指先の動きまで意識を向けて行うことで、脳を活性化させる効果があります。

 さらに、ピラティスは呼吸に集中して行うことで横隔膜の機能を高め、ストレスで乱れがちな呼吸を整える効果もあります。その結果、脳への酸素の供給もスムーズに行われるようになり、脳を活性化できると考えられます。

 また、ピラティスは姿勢保持に必要な「コア」と呼ばれる体幹のインナーマッスルを鍛えるエクササイズでもあります。脳を活性化させると共に体幹のインナーマッスルを鍛えることで、神経と筋肉の両方の機能を整え、猫背を改善していく効果が期待できるのです。

 このように、ピラティスは猫背改善に有効なエクササイズメソッドと言えるでしょう。

まとめ:猫背改善には脳の活性化が必要

 今回は「猫背改善に必要なポイント」と題して、「猫背の改善にはストレッチや筋トレだけではなく、脳の活性化が必要」であるとご紹介してきました。

自動車の普及や公共交通機関の発達、インターネットの普及などに伴い、私たちの生活は時代と共に便利になっていきます。その一方で、運動量の低下や、食生活の乱れなど、気づかない内に心身にストレスがたまりやすくなっているのも事実です。

 その結果、脳への感覚刺激の減少、呼吸機能の低下による酸素供給の減少などが起き、脳の機能が衰えることで猫背へと繋がってしまうのです。

 ピラティスは感覚の刺激や体幹のインナーマッスルの強化、乱れた呼吸を整えることで「脳の機能」を活性化し、猫背を根本から改善するのに最適なエクササイズと言えるでしょう。

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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