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現代人に多い猫背の特徴:フォワードヘッドとは

 みなさんこんにちは、ピラティスサロン「STUDIO BE FREE学芸大学」トレーナーの吉田です。

前回までは「猫背改善に効果的なピラティスエクササイズ」と題して、

・POSストレッチ
・プレッツェル
・カールアップ
・ヒップリフト·アーティキュレーション
・キャットバック·ホールド
・ウォール·リーチ
・セラタス·スクワット

をご紹介してきました。詳しくは、ぜひ各エクササイズの記事をご参照ください。

 今回は、現代人の猫背に多く見られる特徴の1つ、「フォワードヘッド」についてご紹介していきたいと思います。

目次

フォワードヘッドとは

 フォワードヘッドとは日本語で「頭部前方偏位」とも言い、イラスト右のように「頭が前方に突き出た姿勢」です。

具体的には、上記イラストのように、首の付け根の部分だけが過剰に丸まっていて、真ん中から上の部分は本来の背骨の首部分(頸椎)のカーブを失って過剰に反った「ストレートネック」と呼ばれる状態になっている姿勢です。

 実際、街中を歩いていると個人差はあれど、このフォワードヘッド姿勢になってしまっている人は多く見受けられます。

フォワードヘッドのデメリット

 ここからはフォワードヘッドのデメリットについてご紹介していきます。

身近なものから、意外に思われるものまでありますが、心当たりがある方は1度専門家に姿勢チェックをしてもらうことをオススメします。

フォワードヘッドのデメリット① 首こり&肩こりの原因になる

 フォワードヘッドのデメリットの1つが「首こり&肩こりの原因になる」ことです。

 人の頭部の重さは5~6kg、大きなスイカ1玉くらいの重さがあります。

スーパーでスイカを買って袋に入れて持ち帰る場面をイメージしてみましょう。この時、体の近くで持つよりも、体の遠くでスイカを持つ場合の方が、はる腕は疲労しやすくなります。

 同様に、肩の位置よりも頭が前に出てしまうと、それだけ頭を支える首や肩の筋肉に掛かる負担が大きくなるので、疲れてしまいます。そして筋肉に疲労が溜まると、痛みを感じる物質が体内から分泌されこれが、「首こりや肩こり」として脳に伝わってしまうんですね。

 ちなみに肩よりも頭部が5cm前に出ると、良い姿勢に比べて首に掛かる負担は2倍、10cm前に出ると4倍の負担が掛かると言われています。

 このように「首こりや肩こりの原因になる」ことが、フォワードヘッドのデメリットの1つです。

フォワードヘッドのデメリット② 呼吸が荒くなり、疲れやすくなる

 フォワードヘッドのデメリットの1つが「呼吸が荒くなり、疲れやすくなる」ことです。

頭の位置が前に出ると、口の中で舌が下顎に落ち込んでしまい、気道が狭くなって呼吸がしづらくなってしまいます。

 舌にも正しいポジションがあり、口を閉じたときに上顎のついているのが正常な舌の位置と言われています。この位置に舌があることで、顎の位置が安定し、また舌下筋という筋肉が働き、頭の位置が肩の真上の位置に維持しやすくなるのです。

 ところが、頭の前に突き出たフォワードヘッド姿勢になると、舌が下顎に落ちやすくなります。すると、気道が塞がれてしまい、呼吸がしづらくなってしまうのです。

 その結果、呼吸が荒くなり、脳や筋肉といった身体の組織へ酸素が行き届きにくくなり、疲れやすくなってしまうのです。

「少し身体を動かすと、すぐに息苦しくなる」「しっかり睡眠をとっているはずなのに、疲れが取れない」といった心当たりがある方は、フォワードヘッドになっている可能性もあるかもしれません。

 このように「呼吸が荒くなって疲れやすくなる」ことが、フォワードヘッドのデメリットの1つです。

フォワードヘッドのデメリット③ 二重顎や首のシワの原因になる

フォワードヘッドのデメリットの1つが「二重顎や首のシワの原因になる」ことです。

頭が前に出ることで、頸椎(背骨の首の部分)がまっすぐな「ストレートネック」になります。すると姿勢が崩れることで顎周辺の筋肉が弱くなり、血行が悪化。

その結果、老廃物が顎の下に溜まりやすくなり、むくみの原因になってしまうのです。

「二重顎」と聞くと肥満が原因のように思われがちですが、体型は太っていないのに、二重顎が気になるという方も多くいらっしゃいます。そのような場合は、フォワードヘッドが原因となっている可能性があるかもしれません。

 また、フォワードヘッドで頭が前に出ると首の前の皮膚が弛みやすくなります。これが「首のシワ」の原因になってしまうのです。

このように「二重顎や首のシワの原因になる」ことが、フォワードヘッドのデメリットの1つです。

フォワードヘッドになる原因

 このように、様々なデメリットがあるフォワードヘッドですが、その大きな原因は

・デスクワークが多い現代の働き方

・スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスの過剰な利用

があります。

フォワードヘッドになる原因:デスクワークが多い現代の働き方

 フォワードヘッドになる原因の1つが「デスクワークが多い現代の働き方」にあります。

と、言うのはデスクワークでは眼をたくさん使いますが、目の動きは頸椎が約20度前に傾いている時が、最も反応が良いという研究結果が報告されています。

そのためデスクワークでは少し首を曲げて、頭の位置が前に出た姿勢の方が書類やパソコン上の文字を目で追いやすい(文章を読みやすい)ため、作業効率は良くなるんですね。

 その結果、デスクワークが多い現代社会では頭が前に突き出たフォワードヘッドになりやすくなるという訳です。

このように「デスクワークが多い現代の働き方」がフォワードになる原因の1つと言われています。

フォワードヘッドになる原因:スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスの過剰な使用

 そしてもう1つ、フォワードヘッドになる原因が「スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスの過剰な使用」にあります。

これは先述したデスクワークとも共通しますが、私たちは文字を文字を読むなど目を動かす時には頭を少し前に出した方が目の動きが良くなります。そのため、仕事以外の場面でもスマートフォンやパソコンをずっと使っていると、画面の文字を読み続けるため、頭が前に出やすくなるのです。

 また人は元々、「目線の方向に体が動きやすい」という習性があります。そのため、上記イラストのように膝の上でスマートフォンを操作したりしていると、自然と頭が前に出やすくなってしまいます。

 電車に乗ると、座席に座っている人の大半がスマートフォンを操作している現代。デスクワークに加えて、こうした「いつでもどこでも」デジタルデバイスを使用する現代人は、どんどん頭が前に突き出て、フォワードヘッド姿勢になりやすいと言えるかもしれませんね。

 このように「スマートフォンやパソコンなどの過剰な使用」がフォワードヘッドになる原因の1つと言われています。

まとめ

 今回は現代人に多い多く見られる猫背の特徴の1つ「フォワードヘッド」についてご紹介してきました。

フォワードヘッドは首こりや肩こり、呼吸が荒くなって疲れやすくなるなどの健康面はもちろん、二重顎や首のシワの原因にもなるなど美容の観点からもデメリットがあります。

 また、フォワードヘッドになる原因は「デスクワークが多い働き方」や「スマートフォンやパソコンの過剰な使用」など、まさに現代のライフスタイルにあるとお伝えしてきました。

 フォワードヘッドは猫背姿勢と併発していることが多い姿勢です。そのため、猫背改善にはフォワードヘッドの改善も不可欠であると言えるでしょう。

 次回は、「フォワードヘッドの改善に効果的なピラティスエクササイズ」をご紹介していきます。

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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