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ピラティスは「新時代の脳トレ」!

みなさんこんにちは、ピラティスサロン「STUDIO BE FREE学芸大学」トレーナーの吉田です。

前回は「呼吸をスムーズにするとピラティスエクササイズ」と題して、ピラティスの基本の呼吸法である「胸式ラテラル呼吸」をスムーズに行うためのエクササイズをご紹介してきました。

詳しくはぜひ、前回の記事をご参照ください。

今回は、「ピラティスは「新時代の脳トレ」」と題して、また違った視点から「ピラティス」というメソッドの効果を解説していきたいと思います。

目次

体幹を鍛えるだけじゃない?ピラティスの魅力の1つは「脳の活性化」

 ピラティスと聞くと、

・体幹のインナーマッスルを鍛える体幹トレーニング

・身体の柔軟性を高めて、肩凝りや腰痛を改善する

・呼吸を整えて、心をリセットする

等々、様々なイメージがあります。その全てが正解です。

 しかし、実はもう1つ「脳トレ」の側面もあるのです。

「脳トレ」と聞くと、クロスワードパズルや間違い探しなどをイメージする方も多いかもしれません。しかし、近年の研究により「運動が脳を活性化する」ことが具体的に明らかになってきました。

脳に必要な3つの栄養は「酸素」「ブドウ糖」「感覚」

 脳には「酸素」「ブドウ糖」「感覚」の3つの栄養が必要だと言われています。

酸素は呼吸によって、ブドウ糖は食事によって得られますが、感覚(感覚的栄養とも呼ばれています)は「体を動かすこと」、すなわち運動によって得ることができます。

具体的には、「五感」と呼ばれる視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の他、

・頭の傾きの位置や重力の方向を感じる「平衡感覚」

・筋肉の伸び縮みや、関節の動きなどを感じる「体性感覚」

などがあります。

 これらの感覚を、眼、鼻、口、耳、皮膚の他、筋肉や関節の内側に存在する、体のセンサー相当する「感覚器」で感知して脳に送ります。そしてこれら感覚器から送られてきた「感覚情報」が脳を活性化しているのです。

現代人の脳は「情報不足」になりがち!?

 ところが、現代の多くの方は「脳が感覚情報の不足におちいっている」と言われています。

その理由は、

・慢性的な運動不足

・ワンパターンの運動

にあるとされています。

 脳の活性化には様々な感覚が必要ですが、特に重要なのが、「視覚」「体性感覚」「平衡感覚」と言われています。

しかし、現代のライフスタイルは

・車や鉄道などを使っての移動で、1日の歩数が少ない
・デスクワーク中心の働き方で座っていることが多い
・パソコンやスマホの使用で、小さな画面ばかり見て、遠くを見ることが少ない
・歩く、立ち上がる、座る・・・など、決まったパターンの動作しか行わない

など、「脳を刺激する感覚が少なくなりがち」になっているのです。

 最近ではネット通販の普及で、買い物ですら外出しなくてもできるようになりました。便利ではありますが、「脳の活性化させる機会はどんどん少なくなっている」とも言えるのです。

ピラティスは脳の活性化に最適なエクササイズ

 これら現代人に不足しがちな「感覚情報」を脳に送り、活性化させるのに最適なエクササイズがピラティスです。

ピラティスには

・身体の正しい位置を認識しながら、背骨や骨盤、手足を含めた全身の動きに意識を向けることで「体性感覚」を刺激する

・仰向けだけではなく、横向き、斜め、四つ這いと様々なポジションのエクササイズを行うことで、「平衡感覚」を刺激する

・エクササイズ中、手足の指先に視線を向けながら大きく動かすことで、「視覚」を刺激する

といった特徴があります。

 こうした日常生活ではなかなか行わない動作が、様々な感覚を脳に送り、活性化を促してくれるのです。

「脳の老化防止」にも効果的なピラティス

 また、近年では「脳の老化防止」という観点からもピラティスは注目を集めています。

運動によって手足を動かすと、脳神経の修復や老化を防止する神経因子(NGF)が増加すると言われています。そのため、ウォーキングのように手足を動かす運動は「脳の老化を防止する」効果がすると言われています。

 ピラティスも同様で、手足を動かす種目が多いため、「脳の老化防止」の効果は高いと言われています。加えてピラティスはマットの上で仰向き、横向き、うつ伏せ、四つ這いなどになって行うことで、皮膚への刺激も入ります。

この皮膚刺激はウォーキングに匹敵する位、NGFを増加させると言われています。

 つまり、「手足の動き+皮膚刺激」という意味では、ウォーキングよりもピラティスの方が脳年齢を若く保つ効果は高いとも言えるのです。

まだまだある、ピラティスの嬉しい効果

 ここまでピラティスの「脳の活性化」「脳の老化防止」の効果についてご紹介してきました。

ここからはピラティスを行うことで期待できる「脳の活性化」の効果を具体的にご紹介していきます。

頭の回転が速くなる

 ピラティスの効果の1つとして「頭の回転が速くなる」点があります

「頭の回転が速い人」の特徴として

◾️会話のテンポが速い
◾️理解度が高い
◾️様々な事象に興味を持つ、

といった点が挙げられます。

この頭の回転の速さには「神経伝達物質」が関わっていると言われています。神経伝達物質は脳の中でも潤滑剤であり、これらの分泌には食事や運動が大きく関係していると言われています。

こ頭の回転の速さに関わる神経伝達物質には

1.活動性がアップする「ノルアドレナリン」
2.意欲やポジティブシンキング、幸福感が増大する「ドーパミン」
3.脳に安定感を作り出す「セロトニン」

があります。

前述してきたようにピラティスでは、様々な感覚を脳に与えて活性化することで脳内の血液量を増やし、これらの神経伝達物質が脳内で量を増やすことができると考えられます。

 その結果、頭の回転を速くすることができるのがピラティスの効果の1つです。

頭と身体が冴えて、スッキリする

 ピラティスの効果の1つが「頭と身体が冴えて、元気になること」です。

ピラティスは「胸式ラテラル呼吸」と呼ばれる、胸郭(胸骨、肋骨、胸椎で構成される胸部の骨格)を拡張する呼吸方法です。

 胸式ラテラル呼吸を行うと、肺を大きく拡張し、酸素を一気に取り込むことことで交感神経が優位になります。

交感神経は心身を「活動モード」にする神経で脳への血流を促進し、頭が冴える効果があるのです。また、内臓機能や体の組織を活性化する働きも持っており、ピラティスは呼吸だけでも良い影響を与えるといわれています。

頭と身体が冴えることで、仕事や勉強のパフォーマンスもアップします。

 このように胸式ラテラル呼吸をマスターすることにより、意識的に頭や身体が覚醒している状態を作り出せるということです。その意味では、今流行りの「朝活」でピラティスを行うと、元気に1日をスタートできるかもしれませんね。

 このように「頭と身体が冴えて、元気になること」がピラティスの効果の1つです。

うつ病を予防する

 ピラティスの効果の1つが「うつ病を予防する効果」です。

前述してきたように、現代人の脳は「感覚情報が不足しがち」で疲弊しやすくなっています。

この「脳の疲弊」がうつ的症状を発症する原因の1つと言われており、うつ状態が2週間以上続くとうつ病という診断になります。

うつ的症状は思考が原因という精神的な問題ではなく、

・呼吸機能の低下
・姿勢が悪い
・血中の神経伝達物質の濃度が低い

などが根本原因に挙げられ、骨格や生理学的な部分のバランスの乱れを伴うことが殆どと言われています。

 そのため、うつ病を改善するためには、不良姿勢(猫背など)を改善し、身体の機能を正常に戻すことが先決です。

 姿勢を改善することで硬まった筋肉をゆるめ、自律神経のバランスやホルモン機能が正常にし、血流が増えて酸素や栄養が身体の隅々まで行き渡ります。

すると老廃物がしっかりと排出され、体調が良くなり、思考も前向きになっていくのです。

 ピラティスは体幹のインナーマッスルを鍛えると同時に、様々な感覚を刺激することで姿勢の制御に関わる脳の機能を活性化します。同時に呼吸をスムーズにし、脳や身体に適切な酸素の供給も促します。

 その結果、脳の疲労を改善して「うつ病を予防すること」がピラティスの効果の1つです。

まとめ

 今回は「ピラティスは新時代の脳トレ」と題して、ピラティスが脳の機能にもたらす様々な効果についてご紹介してきました。

ヒトは本来、木の実を採集したり、狩りをしたりと、まさに自然の中で全身の感覚を研ぎ澄ましながら生活していました。

しかし、時代と共に徐々にそうした自然の生活から離れていき、現代では交通機関の発達やインターネットの普及、パソコン、スマートフォンさえあれば手軽に情報が手に入る。

 そんな便利な世の中になった反面、本来脳に不可欠な「感覚情報」は不足しがちになりました。その結果、現代人の脳は疲弊し、様々なストレスや不調を抱えやすくなってしまいました。

 ピラティスはそんな疲弊した脳を元気にし、心身の健康を実現する、まさに「新時代の脳トレ」とも言えるメソッドです。


 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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