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猫背改善に必要なポイント


みなさんこんにちは。猫背改善専門パーソナルトレーニングSTUDIO BE FREEトレーナーの吉田です。

前回は「猫背になる原因は筋肉ではなく、脳の機能低下!?」と題してお送りしてきました。

その中で、

・姿勢は「身体の感覚器官からのインプット→脳や脊髄での統合→筋肉へのアウトプット」の3段階で調節されている。

・「筋肉が硬い、ゆるい」はアウトプットの結果に過ぎず、猫背の原因は「脳と感覚器官の機能低下」にある。

・脳の機能を活性化するには「運動で身体を動かすこと」が必要。

とご紹介してきました。詳しくはぜひ、前回の記事をご参照ください。

今回は、それを踏まえた上で、「猫背改善に必要なポイント」をご紹介していきます。

 

目次

猫背改善に必要なのは脳の活性化!

 猫背改善に必要なのは「脳の活性化」です。

前回の記事でもご紹介しましたが、私たちの姿勢は

①全身の感覚器官から、「自分の身体がどのような場所でどんな位置にあるのか」という感覚情報を脳にインプット

②脳はインプットされた情報を統合し、最適な姿勢を選択

③選択した姿勢プログラムを筋肉へアウトプットし、姿勢を調節

といったように、「インプット→統合→アウトプット」の3段階で調節されています。

しかし、現代は運動不足やバランスの悪い食生活などが影響し、①のインプットと②の統合を担う感覚器官と脳の機能が低下しやすい社会です。

そのため、筋肉のバランスを整えるだけではなく、感覚器官を刺激して脳を活性化させる必要があるのです。

脳に必要な3つの栄養

 私たちの脳には正常に機能するために欠かせない3つの栄養があります。

①糖質

②酸素

③感覚刺激

の3つです。

 この3つの栄養を脳に適切に与え、低下した脳の機能を高めていくことが、猫背改善への近道となります。

以下、脳に機能を高めて猫背を改善していくポイントをご紹介していきます。

猫背改善に必要なポイント① 規則正しい食生活で、脳のエネルギー不足を予防する

 猫背改善に必要なポイントの1つは「規則正しい食生活で、脳のエネルギー不足を予防する」ことです。

脳は基本的に糖質(ブドウ糖)をエネルギー源としています。「糖質」と聞くと、「太る原因」というイメージ持たれがち。近年は糖質をカットして痩せる「糖質制限ダイエット」の流行もあり、「糖質=悪」という印象を持たれることも多々あります。

 しかし、過度な糖質制限は「脳のエネルギー不足」を招きます。その結果、前述した3段階の姿勢調節機能が正常に働かなくなり、猫背の原因になると考えられます。

脳は1日に茶碗2杯のご飯ぶんの糖質が必要

 人の脳は1200~1500gと、身体全体から見れば容量はさほど大きくはありません。

しかし、実は1日のエネルギーの約20%を消費する等、非常にエネルギー消費が高い組織として知られています。そのため、エネルギーとなる糖質が不足すると、脳は疲れやすくなってしまいます。

 脳が1日に必要とする糖質は約400キロカロリー。これは、ご飯で換算するとおよそ茶碗2杯ぶんに相当します。

そのため、ダイエット中であっても1日茶碗2杯程度のご飯は摂るように心がけましょう。

「朝ごはん抜き」は猫背を招く!?

 猫背と脳の機能低下を考えとき、深刻な問題の1つが「朝ごはんを食べない人が増えている」ことです。

朝食を摂らずに会社や学校に行く、という人が増えていますが、これは「脳がエネルギー不足のまま、1日をスタートする」のと等しいことです。これでは姿勢調節の機能はもちろん、集中力や思考力、判断力といった高度な機能も十分に発揮することはできません。

その結果、猫背を招くことはもちろん、仕事や勉強などの面でもベストなパフォーマンスを発揮することが難しくなると考えられます。

 毎朝、しっかりと朝食を食べるということは猫背改善はもちろん、仕事や勉強といった社会生活全般にとっても欠かせないポイントと言えるでしょう。

猫背改善に必要なポイント② 荒い呼吸を整えて、脳に適切に酸素を供給する

 猫背改善に必要なポイントの1つは「荒い呼吸を整えて、脳に適切に酸素を供給する」ことです。

実は脳は酸素の消費も非常に多い組織として知られ、呼吸で身体に取り込んだ酸素の約20%は脳で消費されています。また、筋肉はある程度酸素を貯蔵することもできるのですが、脳はそれができず、5分程度の酸欠で脳細胞は壊死してしまいます。

 実は「現代人の9割近くは健康的な呼吸ができていない」とも言われるほど、無自覚ですが、呼吸が荒くなっている人が増えています。

呼吸のメカニズム等については、また別の記事で詳しくご紹介をしますが、呼吸が乱れると酸素がスムーズに脳細胞に行き届きにくくなってしまいます。すると、脳は酸素不足により、「慢性的な疲労状態」となり、姿勢調節機能の低下へと繋がると考えられます。

あくびが多いのは、脳の酸欠状態のシグナル

 「脳が酸欠不足」と言われても、実際イメージできる方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか?そこで、脳の酸欠を示すシグナル(自覚症状)を幾つかご紹介します。

◾️あくびが止まらない

 「あくびが多い」ことは脳の酸欠を示唆する症状の1つです。あくびには「脳を覚醒させる」働きがあり、私たちは1日に平均7~8回ほどあくびをすると言われています。

 しかし、「頻繁にあくびが出る」「1度に2回、3回と連続であくびをすることも多い」といった状態の場合、脳の酸欠状態を示す危険信号の可能性が高いです。

 その他、脳の酸欠が示唆される自覚症状としては

◾️しっかり寝たはずなのに、眠気がある

◾️体が重だるい、疲れやすい

◾️目がかすむ、ぼやける、めまいがする

◾️集中力が続かない

◾️頭痛がする

等があります。

呼吸を整えることで、脳への酸素供給をスムーズにする

 なぜ呼吸が乱れると、脳が酸素不足になるかと言いますと、

「血液中の酸素と二酸化炭素のバランスが崩れ、酸素が細胞に行き届きにくくなる」

ためです。

 呼吸で吸った酸素は肺に取り込まれた後、血液中をヘモグロビンという物質にくっつく形で脳や筋肉等の細胞まで運ばれていきます。そして、血液中に溶けた二酸化炭素によって酸素はヘモグロビンから切り離されて、各細胞に渡るのです。

 ところが、慢性的に呼吸が荒いと二酸化炭素が過剰に身体の外に排出されてしまいます。その結果、血液中の二酸化炭素が不足し、ヘモグロビンから酸素を上手く切り離せなくなって脳や筋肉の細胞に行き届かなくなるのです。

 荒い呼吸を整えることは、こうした細胞への酸素供給を円滑にし、脳の健康を保つという意味でも重要だと言えるでしょう。

※呼吸の詳しいメカニズムについては、別記事でご紹介します。

猫背改善に必要なポイント③ 運動で脳にさまざまな感覚刺激を与える

 猫背改善に必要なポイントの1つ「は運動で脳にさまざまな感覚刺激を与える」ことです。

運動で身体を動かすことで、

・関節の位置を感知する、筋肉や関節の内側に存在するセンサーである「固有受容器」

・視覚を感知する「目」

・頭の傾きや、身体の加速方向などの平衡感覚を感知する「三半規管」や「耳石」

といった、全身の感覚器官から脳に感覚情報が送られます。

 この感覚情報が脳を活性化すると共に、姿勢を調節するのに必要なデータにもなるのです。

このように、身体を動かして脳に集まる情報量を増やすことが、猫背改善に必要なポイントの1つです。

昔の人は豊富な感覚刺激が脳にインプットされていた

 江戸時代は江戸から京都まで、東海道を歩いて移動していました。その中で

・地面の凸凹が足裏の皮膚感覚の刺激

・上り坂、下り坂を歩くことで平衡感覚の刺激

・周囲の景色を眺めたり、注意を払うことで視覚や聴覚の刺激

・長い距離を歩くことで、全身の筋肉や関節のからの体性感覚の刺激

など、非常に多く感覚刺激がインプットされていました。

現代は感覚刺激が不足しやすい社会

 ところが、時代と共に鉄道などの公共交通機関の発達や自動車の普及が進み、移動が便利になる反面、人々の運動量は少なくなってきました。

また、働き方もデスクワークが多くなり、これも1日の活動量、運動量の減少に繋がっていきます。

 そして現代はこれに加えて、インターネットの普及に伴い買い物もネット上でできるようになり、さらにリモートワークも増えて通勤する機会も減っています。

こうしたテクノロジーの発達は生活を便利にする反面、私たちの運動機会、活動機会をどんどん奪うという面もあります。その結果、私たちの脳は「感覚情報」が不足し、猫背へと繋がるおそれがあるのです。

まとめ

 今回は「猫背改善に必要なポイント」と題して、

・規則正しい食生活で、脳のエネルギー不足を予防する

・荒い呼吸を整えて、脳に適切に酸素を供給する

・運動で脳にさまざまな感覚刺激を与える

の3点をご紹介してきました。

 次回は「猫背改善に効果的な運動」について、より詳しくご紹介していきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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