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現代人に一番多い猫背のタイプは◯◯

みなさんこんにちは!猫背改善トレーニングジムSTUDIO BE FREEトレーナーの吉田です。

前回は『自宅でできる猫背のセルフチェック』と題してお送りしてきました。まだ読んでいない方は、こちらからどうぞ➡️

ぜひ、セルフチェックしてみてください。

ところで一口に猫背といっても、実は様々な種類があります。そこで今回はその中でも最も現代人に多く見られる猫背パターンをご紹介していきたいと思います。

目次

現代人に多い猫背パターン:スウェイバック姿勢+フォワードヘッド

 現代人に最も多く見られる猫背パターンはスウェイバック姿勢と呼ばれる猫背姿勢とフォワードヘッドと呼ばれる猫背姿勢の組み合わせです。

実際、当スタジオに猫背改善のご相談で訪れるクライアント様の9割以上の方はこのパターンに該当しています。

 以下、スウェイバック姿勢とフォワードヘッドのそれぞれの特徴についてご紹介していきます。

猫背+反り腰=スウェイバック姿勢

 まずスウェイバック姿勢ですが、これは一言で言えば「猫背と反り腰が組合わさった姿勢」です。

反り腰と聞くと、腰を中心に背中が大きく反り返った姿勢がイメージされるかと思います。一見すると、背中が丸まった猫背とは正反対の姿勢のように思えるかもしれません。

そんな猫背と反り腰が組合わさるなんて・・・どういうこっちゃ!?

ズバリ、スウェイバック姿勢は上のイラストような姿勢です。

骨盤が前にずれることで腰が大きく反り、背中は過剰に丸まる。

 スウェイバック姿勢の特徴は、

・骨盤が前方にずれることで腰が大きく反り、重心が前方に偏る。
・背中は大きく丸まる。

の2点です。

 そのため、良い姿勢の目安となる「耳の孔、肩、骨盤、膝、外くるぶし」のつのランドマークをチェックすると、骨盤や膝の位置が外くるぶしよりも前方にずれた位置になります。

背骨のS字ラインが崩れる

 前回の記事でもご紹介しましたが、横から見たときに背骨は緩やかなS字ラインを描いているのが理想的な姿勢です。

 しかし、スウェイバック姿勢になると、この背骨のS字ラインが崩れてしまいます。具体的には、骨盤が前方にずれることで、腰椎の前弯(前方へのカーブ)が過剰に大きくなり、反り腰状態になります。

それにつられるように胸椎の真ん中から下の後弯(後方へのカーブ)は失われてまっすぐになり、代わりの胸椎の上部から急激に大きく後弯するような形になり、猫背状態になります。

これが「反り腰と猫背が合わさった悪い姿勢」=スウェイバック姿勢の正体です。

フォワードヘッドとは?

 つづいてフォワードヘッドについてご説明していきます。フォワードヘッドは日本語で「頭部前方偏位」と呼ばれ、その名前が示す通り「頭が前方に突き出た姿勢」を指します。

良い姿勢の場合、前回の記事でご紹介した5つのランドマークのうち、耳の孔は肩の真上の位置にあります。

しかしフォワードヘッドになると、耳の孔は肩よりも前方にずれた位置になります。

 フォワードヘッドはデスクワークが多い現代人に非常に多く、デスクワーク以外のお仕事に就いている人であっても、パソコンやズマーとフォンの多用の影響でやはりフォワードヘッドになってしまっている人は多くみられます。

またフォワードヘッドは前述したスウェイバック姿勢と併せて起こることが多く、まさに現代人に最も多い猫背の代名詞と言ってもよいかもしれません。

スウェイバック+フォワードヘッド型の猫背が及ぼすデメリット

 実際、猫背改善の現場でお客様の姿勢を観察しても、9割以上の方がこの「スウェイバック+フォワードヘッド型の猫背」になっています

このタイプの猫背には様々なデメリットがありますが、特によくお客様からお聞きするものをご紹介していきます。

慢性的な肩こりや首こり

 フォワードヘッド姿勢になると、頭の位置が前方に突き出ることで首の後方や肩の筋肉にかかる負担が増大します。

このため、首や肩周辺の筋肉が慢性的に緊張し、これによって血流が悪化して疲労物質や発痛物質が発生。首や肩のこりや痛みを引き起こすのです。

 ちなみに頭が5センチ前方に出ると、首や肩にかかる負担は良い姿勢に比べて2倍、10センチ前方に出るとなんと4倍もの負担が首や肩の筋肉にかかると言われています。

顔のシワが目立ちやすく、鼻の下が長くなりやすい

 フォワードヘッド姿勢になると、顔面の筋肉が垂れやすくなると言われています。その結果、

・ほうれい線をはじめとして、顔のシワが目立ちやすくなる

・鼻の下が伸び、いわゆる「ウマヅラ」のような顔立ちになりやすくなる

といった。美容面にも悪影響が出ると言われています。

腰痛

 先ほどご紹介したように、スウェイバック姿勢は骨盤の位置が前方にずれた反り腰姿勢でもあります。

骨盤が前方にずれることで腰椎の前弯(前方へのカーブ)が過剰に大きくなり、脊柱起立筋という背中~腰にかけての筋肉が過剰な緊張に陥ります。

 その結果、血行不良による発痛物質の発生などが起こり、慢性的な腰椎を引き起こすリスクが高まります。

太ももが太くなり、下腹部やお尻、二の腕は垂れやすくなる。

「太ももの前側や外側がパンパンに張って気になる・・・」

「トレーニングをしても下腹部やお尻の弛みがなかなか治らない」

「二の腕の弛みがとれない」

これらは女性のボディラインのお悩みトップ3といっても過言ではありませんが、実はこれらも猫背が大きな原因になっています。

 スウェイバック姿勢により骨盤が前方にずれることで太ももの前側の筋肉である大腿四頭筋や、外側の大腿筋膜張筋に過剰な負担がかかるようになり、これらの筋肉が太くなりやすくなります。

 またお尻の筋肉である大殿筋は緊張したまま動きにくくなるため、筋肉の上に脂肪がつきやすくなり。

腹筋の下部は弛み、下腹部がポッコリと出やすくなります。

 さらに背中が丸まることで、二の腕の筋肉である上腕三頭筋が弛みやすい位置になってしまいます。

 このように、猫背はボディライン全体を崩す大きな原因でもあるのです。

呼吸が浅くなり、息切れや集中力の低下の原因になる。

 姿勢と呼吸は大きな相関関係にあり、猫背になると呼吸の機能も低下します。

スウェイバック姿勢になると腰が大きく反り、肋骨の下の部分が前に突き出るような形になります。すると、肋骨の内側に付着した横隔膜が動きにくくなります。

 実は横隔膜は「呼吸の主役」ともいえる筋肉です。そのため猫背で肋骨の位置がずれて横隔膜が動きにくくなると呼吸が浅くなります。

その結果、慢性的に呼吸が浅くなり、

・少し体を動かしただけで息がきれる

・筋肉に酸素が行き届きにくくなるため、疲れが取れにくくなる。

・脳にスムーズに酸素が行き届かなくなるため、「脳疲労」に陥り、集中力や注意力が低下する

などの弊害を引き起こします。

まとめ

 今回は「現代人に多い猫背パターン:スウェイバック姿勢+フォワードヘッド」と題して、現代人に多い猫背パターンと、そのデメリットについてご紹介してきました。

 次回は、なぜ猫背になってしまうのか?その原因についてご紹介していきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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