画像検査では原因がわからない非特異性腰痛とは
みなさんこんにちは。学芸大学駅近くのパーソナルトレーニングジムSTUDIO BE FREEの吉田です。
今回は腰痛全体の8割を占めるといわれている「非特異性腰痛」についてお話ししていきます。腰痛にお悩みの方は、ご自身の症状の原因を知るのに参考となる記事となっておりますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
- ○ 原因がわかる腰痛は全体の約15%
- ○ 非特異性腰痛の特徴
- ○ 非特異性腰痛の主な原因
- ○ まとめ
原因がわかる腰痛は全体の約15%
一口に腰痛といっても、その症状にはさまざまなものがあります。その中で、X線やMRIなどの画像検査で原因がはっきりとわかるタイプの腰痛を「特異性腰痛」といい、前回の記事でご紹介した、
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
・骨粗鬆症
・脊椎分離症・脊椎分離症
などが挙げられます。
しかし、これら原因が特定しきれる特異性腰痛は腰痛全体の約15%に過ぎず、残りの85%は画像検査を行っても「この神経が圧迫されている」といった明確な原因が特定しきれない腰痛です。このような腰痛を「非特異性腰痛」といいます。
非特異性腰痛の特徴
非特異性腰痛は「急性腰痛」「亜急性腰痛」「慢性腰痛」の3つに分類されます。この分類は腰痛の期間に基づいていて、
・急性腰痛:6週間未満の腰痛
・亜急性腰痛:6~12週間未満の腰痛
・慢性腰痛:12週間以上の腰痛
をそれぞれ指します。
「背部痛理学療法診療ガイドライン」によると、非特異性腰痛の症状としては
・鋭く突き刺さるような痛み
・感覚異常
・痺れ
・麻痺
・硬直状態
・腰の動きの制限(臀部・大腿部)
・放散痛(お尻~太ももにかけて)
・長時間の座り姿勢が続くと痛む
・立ち上がることができない
・憂鬱な気分
・痛みのない時期が比較的に少なくなる
があります。
非特異性腰痛の主な原因
先ほど「非特異性腰痛は画像検査では原因が特定できない」と述べましたが、画像検査では判別できない原因が症状を引き起こしており、その主な原因としては以下のようなものがあります。
・外傷性損傷
・腰椎の捻挫または歪み
・猫背や反り腰などの不良姿勢
・ストレス
などがあります。
当スタジオにいらっしゃるお客様で腰痛を訴えられる方の中では、この中でも特に「猫背や反り腰などの不良姿勢」が原因と推測される腰痛の方が多くいらっしゃいます。
まとめ
今回は「画像検査では原因がわからない非特異性腰痛とは」と題して、
・非特異性腰痛の主な症状
・非特異性腰痛の主な原因
についてご紹介してきました。
次回は「猫背と腰痛の関係」についてお話をしていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。