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猫背改善

猫背になりやすいNG食習慣3つ

 みなさんこんにちは。学芸大学駅近くのパーソナルトレーニングジムSTUDIO BE FREEトレーナーの吉田です。

 今回は「猫背になりやすいNG食習慣」と題して、猫背姿勢になりやすい食生活を33つご紹介していきます。

 猫背改善したいとお考えの方にオススメの記事となっておりますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

内臓のストレスも猫背の原因になる!?

「食事が猫背と関係あるの!?」と意外に思われた方も多いのですが、実は食生活が姿勢に与える影響は大きいものがあります。その理由は自律神経との関係です。

 自律神経とは呼吸や体温、血圧、心拍、代謝、排尿・排便などの、生きていく上で欠かせない生命活動を維持するために働く神経で、

・交感神経:呼吸数や体温、血圧、心拍、筋肉の緊張を高めて身体を「活動モード」にする
・副交感神経:呼吸数や体温、血圧、心拍、筋肉の緊張を緩め、「休息モード」にする
の2つに分けられます。

内臓にストレスがかかると体の筋肉も緊張する

そしてこの自律神経は内臓の働きも司っているのですが、アルコールの過剰摂取などにより内臓がストレスにさらされると、そのストレスが原因になって、自律神経が通る背骨付近の筋肉=背筋の緊張が高まります。

 その結果、背骨の反りが過剰に大きくなり、これが現代人に多い「反り腰猫背」を招く原因にもなるのです。これは内臓の状態が原因で体の筋肉に不具合を引き起こす「内臓体性反射」と呼ばれる反射機能と関係があります。シンプルに言えば、内臓にストレスがかかり、緊張が高まると、体の筋肉も緊張するというわけですね。

内臓の状態が良好になれば、猫背も改善する!?

 これは逆に言えば、「内臓の状態が良好になれば、体の筋肉の緊張も弛み、猫背が改善しやすくなる」ということでもあります。
 実際、当スタジオをご利用いただいているお客様の中にも、慢性的な猫背と体の硬さでお悩みだった方が、トレーニングと合わせて週5回されてた飲酒を週1~2回程度に減らされたことで体の柔軟性が上がり、猫背が改善された方がいらっしゃいます。

あなたは大丈夫?猫背になりやすいNG食習慣

 ここからは、猫背になりやすいNG食習慣をご紹介していきたいと思います。

「これ、私に当てはまるかも!?」と思い当たるものがあれば、直ぐにやめましょう。

猫背になりやすいNG食習慣① 毎日お酒を飲む

 猫背になりやすいNG食習慣の1つめは「毎日お酒を飲む」ことです。

正直に言いますと、アルコール類は猫背矯正をする上で百害あって一利なし、できれば猫背が改善されるまでは飲酒は避けていただきたいところです。そのぐらい、アルコールは猫背改善を妨げるリスクが高いのです。

お酒を飲むと眠りが浅くなる

 飲酒をすると眠くなるから、睡眠がとりやすくなると思われがちですが、実はお酒を飲んだ状態で睡眠中の脳波を調べると、熟睡時の脳波にはならず、気絶状態に近く、睡眠は浅いと言われています。

 つまり、お酒を飲んで仮に10時間寝たとしても、睡眠の質という意味ではかなり低いのです。眠りが浅いと、自律神経は休息モードの副交感神経が働きにくくなり、筋肉の緊張を高める交感神経が優位になったまま。
 
 結果、常に背中の筋肉が緊張しっぱなしになり、これが猫背を引き起こす原因にもなりますし、しっかり7時間以上寝ても疲労が抜けきらない原因にもなるのです。

アルコールの摂取が脳の機能を低下させる!?

 お酒を飲むと肝臓がアルコールをアセトアルデヒドという物質に分解するのですが、この分解中は肝臓からはブドウ糖が放出されにくくなります。

 肝臓は1時間あたり約15gのブドウ糖を放出することで、血液中の血糖値を維持しています。脳はそのブドウ糖をエネルギーにしているため、アルコールの分解によって肝臓からのブドウ糖の供給が滞ってしまうと、脳は機能が低下します。

 その結果、脳の「姿勢を調節する」機能も低下し、これも猫背を招く一因になると考えられます。

猫背になりやすいNG食習慣② 1日に何杯もコーヒーを飲む

 猫背になりやすいNG食習慣の2つめは「コーヒーを1日に何杯も飲む」ことです。
 
 コーヒーは基礎代謝の向上や抗酸化作用など、体に良い効果があることがわかっています。

 一方で、注意したいのが「飲む時間帯」です。実はコーヒーは飲む時間帯によっては体にストレスをかけてしまうということが研究で判明してきています。

体を休息モードから活動モードに切り替えるホルモン「コルチゾール」

 なぜ朝早くにコーヒーを飲むと体にストレスがかかるのかと言いますと、「コルチゾール」と呼ばれるホルモンと関係があります。
 
 私たちの体には朝の4~5時頃からコルチゾールというホルモンが副腎という臓器から分泌されます。このコルチゾールによって体が覚醒し、休息モードから活動モードに切り替わっていくのですが、多くの人の場合、朝の8~9時頃に分泌のピークを迎え、その後徐々に下がっていくと言われています。

コルチゾールの分泌が多い時間帯にコーヒーを飲むと副腎にストレスがかかる

 そして、このコルチゾールが多く分泌されている時間帯にコーヒーを飲むと副腎にストレスがかかると言われています。
 
 また、コルチゾールは正午~午後1時頃の時間帯にも分泌が増加すると言われています。そのため、このランチ後にあたる時間帯のコーヒーも副腎にストレスをかけるリスクがあると言えます。

副腎が疲労すると姿勢や体調が悪くなる

 副腎にストレスがかかり、疲労する状態を「副腎疲労」と呼びます。実はこの副腎疲労は栄養学的な観点から猫背や体調不良の原因にもなるという意見があり、近年注目されています。
 
 この副腎疲労に関しては、また別の機会にて詳しくお話をしていきたいと思います。

寝る前の5~10時間前も要注意

 また、睡眠とコーヒーの関係も考慮したいところです。睡眠は自律神経のバランスを保ち、健康を維持するうえで重要で、猫背改善にも関わっています。

 コーヒーに含まれるカフェインには、睡眠を妨げる効果があることはご存じの方は多いかと思います。このカフェインの効果が半減するには、個人差はあるものの5~10時間を要すると言われています。

 そのため、午後5時頃にコーヒーを飲むと、人によっては深夜1時頃までなかなか寝つけなくなることもあります。その結果、熟睡できる時間が短くなったり、睡眠の質が低下してしまうため、脳や体の疲労が抜けきらないまま翌朝を迎えることに。

 その結果、脳と体はストレスの増大し、ひいては猫背を引き起こす要因にもなってしまうのです。

コーヒーは午前9時半~正午前に1、2杯飲み、午後はノンカフェインの飲み物を

ここまでのお話を整理しますと、コーヒーを飲む時間帯は

・コルチゾールの分泌がピークを迎える8時~9時と正午~13時

・カフェインの効果の半減に要する5~10時間

を考慮すると、「午前9時半~正午前」の時間帯に1~2杯程度を飲むのがオススメです。

 そして、午後は夜に理想的な睡眠をとることを考慮するとノンカフェインの飲み物を飲むことをオススメします。

 なお、カフェインはコーヒー以外にもお茶にも含まれていることが多いので、ミネラルウォーターやカフェインが含まれていないお茶を選んでいただくと良いでしょう。

猫背になりやすいNG食習慣③ 甘いお菓子の食べすぎ

 猫背になりやすいNG食習慣3つめは「お菓子の食べすぎ」です。

 これも先程のコーヒーのお話で出てきた副腎疲労と関係があります。砂糖などの糖質が多く含まれた甘いお菓子の食べ過ぎは血糖値の急上昇を招きます。

 この血糖値の急上昇も副腎にストレスをかけ、疲労を招いてしまう他、エネルギーを生み出す甲状腺と呼ばれる器官の働きを低下させ、

・冷え性
・便秘
・抜け毛

など、猫背以外にも様々な体への悪影響を及ぼすと言われています。

甘いお菓子を食べたくなったら、素焼きのナッツやクルミで代用を

 このため猫背の他、上記のような症状にお悩みの方は、甘いものを食べたいときには、代用に素焼きのナッツやクルミなどを召し上がっていただくと良いでしょう。

 クルミやナッツ類には悪玉コレステロール値や中性脂肪値を下げたり、血管の柔軟性を保つ効果があり、毎日一掴み程度を召し上がっていただくのがオススメです。

まとめ

 今回は「猫背になりやすいNG食習慣」と題して、

・毎日お酒を飲む

・1日に何杯もコーヒーを飲む

・甘いお菓子の食べすぎ

の3つをご紹介してきました。

 もちろん、これらを金輪際一切やめましょう!という意味ではありません。しかし、猫背でお悩みのお客様にお話を伺うと「自分は大丈夫」と思いながらも、実際には意外に当てはまっている方が多くいらっしゃいます。

 ぜひ、猫背を矯正したいという方は、毎日の食習慣を見直すうえで参考にしていただければ幸いです。

 次回は「猫背を改善する食習慣」をご紹介していきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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