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猫背改善

現代人の猫背の特徴とデメリット

皆さんこんにちは。学芸大学駅前のパーソナルトレーニングジムSTUDIO BE FREEトレーナーの吉田です。

慢性的な腰痛や肩こり、疲労、だるさ、睡眠不良・・・そんな体の不調に悩まれている方が多くなっています。

この記事では現代人に多い猫背の特徴とデメリットについてご紹介します。

目次

気づかずに猫背になっている人が増えている!?

 猫背という言葉を広辞苑で調べてみると、「背中が丸く曲がり、やや前方にかがむような姿勢になっていること。また、そのような体つき」と出てきます。

また、医学用語では「円背」と呼ばれていて、背骨の後方への弯曲(カーブ)が増強するように変形した姿勢のことを指します。

街を歩いていて、上のイラストのように大きく背中が丸まった高齢の方を見たことがある方は多いのではないでしょうか?

気づいていないだけ!?自覚がない猫背が増えている?

 もちろん、上のイラストのような極端に背中が丸まってしまった姿勢は猫背が大きく進んだ場合です。ですが、実際にはそこまで進行していなくても、自覚がないだけで姿勢が悪くなってきている、背中が徐々に丸まってきているという人が増えています。

 実際、当スタジオにこられたお客様の中には自分では自覚がなかったけれど、写真撮影の時にカメラマンさんに「背中が丸まっています」と言われて猫背だと気づいた!という方もいらっしゃいます。

 また、家族や友人に「背中が丸まっているよ」と指摘されて初めて気がついた!という方も多いですね。

良い姿勢とは?

自分の姿勢が良いのかどうか?それを考えるうえで基準となるのが、「耳の穴、肩、骨盤、膝、外くるぶしの5ヵ所が縦に一直線に揃っているか」です。
 この5つのポイントを「姿勢チェックのランドマーク」と呼びます。5つのランドマークが縦に一直線に揃っていれば良い姿勢だといえます。

5つのランドマークが揃っていなければ「猫背」

逆にいえば、5つのランドマークのどれかが直線からずれていたら、姿勢が崩れた状態であり、健康や見た目の観点からも思わしくありません。
「最近、背中が丸くなってきた気がする」
「友人や家族から「猫背になっている」と指摘されている」

という方はこの5つのランドマークがきれいに揃っていないことがほとんどです。

自宅でできる姿勢のセルフチェック方法

 ここで、ご自宅で簡単に行える姿勢のセルフチェック方法をご紹介します。ぜひ、記事を読みながら行ってみましょう。

① 壁を背にして立ちます。
② かかとを壁につけ、両足を腰幅ていどに開きます。この状態で楽にしましょう。
③ ②の状態で、体のどの部分が壁についているかどうかを確認しましょう。

チェック基準(良い姿勢)

 下記の2点を満たしていれば、理想的な姿勢といえます。

① 楽に立っている時に後頭部、背中、お尻が自然に壁についている
② 首の後ろに手の指が2~3本、腰の後ろに手首もしくは手のひら1枚分入る隙間がある

チェック基準(悪い姿勢)

・壁と腰の間に腕を楽に通すことができるくらい隙間が大きい=反り腰の可能性が高い。

・手が全く入らない、または後頭部が壁についていない=猫背の可能性が高い。

現代人に多い猫背の特徴=「反り腰猫背」

「猫背」聞くと背中が丸まった姿勢をイメージ、

・姿勢を正すために、「胸を張って背すじを伸ばす」

・背筋を鍛えるエクササイズを行う

といった方法で改善するとお考えの方が多いのではないでしょうか?


しかし、現代人の猫背の特徴としては、スマートフォンやパソコンのモニターなど見るために、頭を前に突き出て首の付け根~上背部分が過剰に丸まり、逆に背中は背骨の本来の丸みを失って、過剰に腰が反って骨盤が前に突き出た姿勢が多く見られます。

 いわば、「猫背と反り腰が組み合わさった姿勢」とでもいいましょうか。このような現代人に多い姿勢を「反り腰猫背(スウェイバック姿勢とも)」といいます。

百害あって一理なし。猫背がもたらす健康へのデメリット

では、猫背になると具体的にどの様なデメリットが考えられるのでしょうか?ここからは猫背がもたらす様々な健康へのデメリットをご紹介していきます。

1. 見た目が悪くなる

 猫背は見た目が老けて見える原因になります。これは印象の問題だけではありません。背中が丸くなることで内臓が圧迫されて内臓疾患や便秘になりやすくなります。その結果、体内に老廃物が溜まり、これが肌荒れの原因に。

 さらに顔の筋肉は背中の筋肉を引き上げているので、猫背で背中の筋肉が衰えると、顔の弛みやシワの原因にもなるのです。

肩こりや腰痛を引き起こす

猫背になると、背骨と繋がる頭や肋骨、骨盤の位置などもずれる為、カラダの中心部分が大きく崩れます。すると「見た目」が悪いだけではなく、首~肩にかけての筋肉や、腰へかかる負担が大きくなるため、「肩こり」や「腰痛」などをはじめ、慢性的な痛みなどを引き起こすことも考えられます。

肥満の原因になる

肥満には食生活の乱れや運動不足など様々な原因がありますが、猫背もその1つ。猫背になると、良い姿勢の人と比べて腹筋や背筋、お尻の筋肉である大殿筋など使われない筋肉が多くなります。その結果、代謝が衰えて体に脂肪がつきやすくなってしまうのです。

ポッコリお腹や尿漏れの原因になる

猫背で背骨や肋骨、骨盤の位置がずれることでいわゆる「コア」と呼ばれる体幹のインナーマッスルが働きにくくなります。するとポッコリお腹や腰痛などの原因になりやすくなります

更には、骨盤の底で腸などの内臓を支えたり、尿道などを圧迫したりしている骨盤底筋群と呼ばれる筋肉も機能低下を起こすため、「尿漏れ」などの原因にもなります。

呼吸が浅くなったり、腕の痺れなどを引き起こす

背骨や肋骨には呼吸において最も大切な「横隔膜(おうかくまく)」という筋肉が付着をしています。現代人に多い「反り腰猫背」になると背骨が反り、肋骨が前に突き出て「横隔膜」が上手く機能しなくなり、浅い呼吸になったってしまいます。

すると横隔膜の代わりに首や肩回りの筋肉を使って呼吸を行う様になるため、「肩こり」を引き起こす他、腕に繋がる神経が首周りで圧迫をされて、電車で吊り革などに掴まっている時に、腕が痺れたり、力が入りにくかったりする「胸郭出口症候群」と呼ばれる症状を引き起こすこともあります。

肩や股関節の不具合や痛みを引き起こす

猫背になることで骨盤が過剰に前に傾いたり、巻き肩になるということは、股関節や肩関節などが本来の位置からズレることを表しますので、それによって股関節や肩関節の動きが悪くなったり、インピジメントといって、肩や股関節を動かす際に、関節の周りを包んでくれている袋や腱などを挟みこんでしまって痛みに繋がることなどが考えられます

自律神経を乱し、体に様々な不調をもたらす

 猫背は自律神経を乱す原因にもなります。

 自律神経の1つである「交感神経」は背骨の前側を通っています。先ほどご紹介した現代人に多いスウェイバックというタイプの猫背は、背骨が過剰に反って、肋骨が前へ突き出た姿勢です。

 この姿勢が常態化すると、交感神経が圧迫され、自律神経が乱れる原因となります。その結果、

・慢性的な疲労や体のだるさ
・睡眠不良
・動悸、息切れ
・ストレス
・免疫力の低下
・胃腸などの内臓の不具合

などなど、体に様々な不調をもたらすと考えられます。

まとめ

今回は「現代人の猫背の特徴とデメリット」と題して、

・良い姿勢の基準となる5つのランドマーク
・猫背のセルフチェック
・現代人に多い猫背の特徴
・猫背のデメリット

についてご紹介してきました。

 次回は「猫背を引き起こす原因」についてお話ししていきたいと思います。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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